Ma boîte à bijoux 日々のビジュー

パリでの日々、思ったこと

Ma lecture parallèle

注文していた本が届いた。

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デンマークに旅行に行った友人に勧めてもらった、ご当地式の小さな幸せ作りについての本。表紙を眺めただけで、すでにほんわりと幸せな気分。友に感謝。

たとえ世の中が騒々しくても、気に入った本を一冊持って落ち着く場所に避難できれば、私は取り敢えずやっていけるのだと思う。

 

本といえば、昔はじっくり一冊づつ読んだものだけれど、最近の私の読書法は全然違う。数冊を並行して読む。基本的には、日本語とフランス語の本を一冊づつ。1日の終わりに少し時間が取れたなら、気力があればフランス語、なければ日本語のほうを読む。やはりフランス語の方が入り込むのに集中力が要るものだ。それから、5分だけ時間がある時用の本が一冊。息子を公園に連れて行く時や、メトロやバスに乗る時にカバンに放り込んでおく。(フランスの子供は一人で公園にも行かないので、ママンは文字通りお付きの人である。) それから、夜、疲れて読む時間も元気もない時、それでもすぐには寝床に付きたくない時に眺める憩いの本。

つまりは、まとまった時間がなかなか取れないので、不本意な細切れ読書でなかなか進まず、半分は積読しているようなものである。もどかしいことと言ったら!

 

現在読んでいるのは (半分ツンドクしているのは)、石井好子という昔のシャンソン歌手がパリを描いたエッセイと、カミュのペストの原書。本当はどちらもじっくり時間をかけて読みたい本だ。5分本は庭に関する随筆集。憩いの本は、このデンマークの本になりそうだ。

 

日が伸びて、息子の就寝時間も自ずとズレてゆくこの頃。本を読む日は、日記をお預けにすることになりそうだ。