2019年最後の日のパリの夕暮れは、こんな色。
霞みがかったグレーとピンク。
ここ数年、同じアパルトマンの上の階に住む友人一家とひっそり(？)新年を迎えるのが定番になっていたけれど、今年は例外。月曜に南仏から戻ってきたばかりだというのに、今夜は我が家に13名の来客がある予定。私たち3人を合わせると計16名。ちょっとした大人数だ。
家の中を整え終えて、これから飲み物と食べ物を設える。半分持ち寄りのカクテルパーティにしようということになって、クリスチャンの家族がシャンパンを、フランソワーズの一行がワインを、アンの一家がシュクレ(甘いもの)を、アントワーヌ達はサレ(塩味のもの)を持ち寄る予定だ。私たちも昨晩のうちにケイク・サレを2種類焼き、今朝はパスタを2種類作った。カナペに赤や白や緑のペーストを塗って、フォアグラと小海老とサーモンをそれぞれ載せたアミューズ・ブッシュも作った。モザイクのように大皿に並べて準備は万端。
ノエルから引き続き慌ただしく年が暮れ、賑やかに年が明けることになりそうだ。「忙しいのはいい事だ」と、日本で寡暮らしをしている父が言うのが聞こえてきそうだ。
