Ma boîte à bijoux 日々のビジュー

パリでの日々、思ったこと

Entries from 2020-11-01 to 1 month

La chance que nous avons

今日の覚え書き 日々の記録はしばらくお休みと決めたのに、結局は3日坊主。少しだけ少しだけ と自分に言い訳。 夫が職場を変え、パトロンヌ (上司) が女性になった。どう?指揮を取るのが男性か女性かで、何か違うと感じる事はある?と食事の席で訊くと、ま…

Oh beau sapin

マルシェで小さなモミの木手に入れた。 ノエルにはツリーに、お正月には門松にするのだ。 我が家はどんどんジャングルと化す。 ほくそ笑むメス、一匹。 ため息漏らすオス、二匹。 デモクラシーなんて言葉は知らない。 ママンの君主制王国へようこそ!

The scoop

日々の記録に時間を割くまいと決めたばかりだけれど、結局、書かずにいられない事もある。 昨晩、夫が家のドアの前で小さなネズミを見つけた。すでに息絶え絶えで殆ど動かなかったと言う。きっとアパルトマン中に仕掛けてあったネズミ退治用の毒入り団子(?)…

Aujourd’hui

久々に家で1人きりの時間ができた。 お昼を用意する必要もないので、時間のかかる家の仕事を一気に片付けることにする。居間の植木が育ってだいぶ大きくなったので、すべて鉢を替えてやる。クロトン、ベンジャミン、パキラ、バオバブ。それから、洗濯洗剤が…

L’éloge d’orange

オレンジ讃歌 冬が近付き、庭もベランダも日に日に緑が寂しくなってゆくこの季節、私はすっかりオレンジに夢中だ。 寒い季節の小さな太陽は、丸くて明るくて重量感があり、なにより目の覚めるような鮮やかな香りがいい。 パリの空がだんだん鈍い灰色を増して…

Une feuille morte

お昼時、息子を迎えに家を出る。 すたすた道を急いでいたら、黄い葉っぱが頭上からひらひら降ってきて、ちょうど掌の上に止まった。見上げると、背の高いプラタナスの並木にまだ半分くらい葉が残っている。黄色い花が花びらを散らすように、時々風に乗って舞…

Conversation au rayon de miel

買い物先で、棚に並んだ蜂蜜の瓶をあれこれ物色している長身の美しい人がいると思ったら、友人ソニアだった。 ちょうど会いたいと思っていたところなので嬉しい。以前の私達ならぎゅっと抱き合って両頬にビズを交わすところだけれど、フランス流の挨拶は現在…

My favorite things

すっかり食欲の秋。 この頃のお気に入りは、木の実とドライフルーツがぎっしり詰まったプチパン。行きつけのオーガニック食材品店のカウンターの上に、いつも小さなパニエ (かご) に入って売られている。小さくともずっしり重く、ごろりと無骨な石のような形…

L’élection américaine e.t.c.

遠いフランスの地よりアメリカ大統領選を見守る昨今だ。 患者数の再急増だ外出制限だ、ただえさえ暗雲の立ち込める今日であるのに、そこに追い討ちを掛けてテロ事件が絶えず、二重の警戒態勢でガチガチに肩の凝っているフランスだ。健康問題よりも、むしろ後…

A la fin de la journée automnale

1日の終わりの夜の居間にて、「今日も息子の宿題押し付け係」のつぶやき そもそも、「学ぶ」という行為を強いることなんてできるのだろうか? 不可能なのではないか? それは、お腹が空いていない人間に食べさせようとするのと全く同じ事のような気がする。 …