Ma boîte à bijoux 日々のビジュー

パリでの日々、思ったこと

Entries from 2020-01-01 to 1 month

Printemps ?

小雨の朝のマルシェを通過しようとしていたら、 ポップな黄色が視界に飛び込んで来た。 ジョンキーユ (jonquille 黄水仙) だ。 グレーのパリに、今年も春一番の便り。Ah, les irrésistibles jonquilles. C'est obligatoirepoir pour moi. 1束求め、それを持…

Chacun sur son assiette

家出してみた。 ま、そういう日もあるさ。 Heureusement qu'il y des cafés dans cette ville. それにしても、女の夜の1人姿はどこに居てみても絵にならない。 C'est tellement injuste ! Mais c'est comme ça. 世の中は不公平にできている。男女平等なんて…

Zoo

10区でベトナムご飯。 日本人ミュージシャン、T氏のミニコンサートに足を運んだ後のことだ。 歌手というよりは、今まで作家としての書き物の方にのみご縁があった。彼の処女作(多分?)、ピアニッシモは、当時ぞっこん熱を上げていた初めての恋人と回し読みし…

Chère Marie-Antoinette

La métamorphose de Marie-Antoinette à la Consiergerie もうすぐ終了するマリーアントワネットのエクスポジション(展覧会)。今朝、ほとんど無理矢理空き時間を見付けて滑りこんだ。寝不足と、ここ数日の忙しさで疲れいたけれど、1時間でも足を運んで正解だ…

Salut les filles

夫が出張の夜、女の子仲良し3人組の集会を開いた。 そう、女の子。 いつだったかパリで昼間のガラガラに空いたバスに乗っていたら、ステッキ片手に背中の曲がった銀髪のマダムが乗り込んできた。歳のせいで乗り口のステップひとつ登るのもそう易々とはいかな…

Les retrouvailles

2週間前に映画館でなくした 文庫本バッグが、 戻ってきた! 中には電子ブックを入れていた。 2週間前、モンパルナスの映画館を出て、ストライキで麻痺したパリを小1時間ほど歩き、家に着く直前、それを忘れてきた事に気が付いた。 映画館に電話しようにも、…

J’ai un rendez-vous

Un rendez-vous avec qui ? Avec les profs de mon fils ! Et oui, ce n'est pas romantique du tout. 息子の学校の先生とランデブー(会う約束)があった。早めに着いたので、向かいのカフェのカウンターでエスプレッソを一杯。その後、校門をくぐる。 調子の…

Une lettre from Japon

今日の覚え書き ひょんなご縁で、日本人の方がパリ郊外のご自宅で開いていらっしゃる「発酵食アトリエ」にお邪魔する機会を得た。 常滑からいらした、先祖代々続く伝統的な陶芸家の3代目の方をお招きしての粋なランチ会だった。 細くてもいいから、長く、と…

Suis trop contente pour lui !

夜、洗濯物をたたみながらテレビをつけた。 21時。TF2チャンネルで、今日から始まったらしい新しいドラマを放映していた。 靴下のペアを探し、シャツをたたみ、シーツをたたみ、何気なくテレビ画面に目をやると、ふと、なんだか見たことのある顔がブラウン管…

Hermès

ルンルン ランラン 今日はわたしの誕生日 朝方、春色の可愛らしいブーケが届いた。ショコラの箱を添えて。 箱の上には、ブーケを持って駆ける青年の絵が小さく金色に光っている。Interflora という花のお届け業者のロゴマークだ。帽子に一対の羽がついている…

La géométrie

今日のパリの空模様。 昔、飛行機雲ってフランス語でなんて言うの?と聞いたら、そういう雲の名前はないのですって。飛行機の跡とか、飛行機が残した雲とか呼ぶしかないのですって。ざんねん。 高校生くらいの時に好きだった、谷川俊太郎の詩「まっすぐ」を…

Mes agrumes préférés

蜜柑の中でもお気に入りは、コルシカ島産のクレモンティンヌだ。 青い葉っぱをたくさん付けて、冬のマルシェに元気よく並んでいる姿を目にすると、すでに買い物籠は重くともつい手が伸びる。南の太陽をたっぷりと浴びた実は小粒で、薄い皮の内側にぎゅうっと…

Rassemblement

Café ? 久々に朝の集会のお呼びがかかった。 子供が3人、友人が五万といるエドウィッジからのSMSはいつも極めて簡潔だ。気心が知れた友達だから、それでも意図はしっかり通じる。こちらもいつものように簡潔に返す。 Café ! グレーブ(スト)の続くパリで、マ…

Post-scriptum

美術館で思ったこと。 館内の作品を写真に収めようとする時、ついでに一緒に写ってアートになる人とそうでない人がいる。 本日得た教訓 美術館はオシャレをして出かけよう。美術品に引けを取らぬように。一点の美術作品になり得るように。

Il aimait les femmes, toutes les femmes

トゥールーズ・ロートレック展に足を運んだ。 19世紀のパリの夜の華やぎを謳歌した人物の1人だ。152センチのちっちゃな体で、36年の短い生涯を大胆に生き抜いた。存命中に名声を得た画家の1人でもある。 裕福な家庭の出であったらしい。父親は良家の一人息子…

Mais non, ce n’était pas un navet

史上最長のグレーブ(ストライキ)でメトロは今日も走っていない。赤いスニーカーの紐をキュッと締め、家から6キロの場所まで用事があって歩いたついでに、そのままUターンせずプティット・ポーズ( petite pause 一休み) に映画館に入った。 お客の入りがイマ…

Le premier rancard

冬休みも終盤、息子を連れてアイススケートに行くことになった。 毎年この時期になると、あちらこちらに期間限定のスケート場が出現する。それは大きなジャルダン(公園) の中だったり、パリの市庁舎前だったり、モンパルナスのビルの上だったり。息子が行き…

Ma résolution de cette année ?

シャンゼリゼの近くを歩いていて見つけた今年の抱負。

Le couscous de tatie

義理の叔父の奥さんは、セネガル出身のアフリケンヌ (Africaine アフリカ人)。 郷土料理のクスクスを作ってあげるから食べにいらっしゃいと招かれ、家族3人でいそいそと出掛けた。アパルトマンの3階でエレベーターを降りると、廊下中に美味しそうな匂いがた…

L’art de flatter et l’art d’être flattée

褒め上手と、褒められ上手 について思ったことを少し。 何事にも慣れが大切 というおはなし。 先日の年越しソワレの参列者の1人に、夫の美人の従姉フロランスと、そのイタリア人パートナーがいた。思えば、イタリア人の男性は口説き上手だって言うから気を付…

Le premier janvier

Bonne année 2020 ! 明けまして おめでとうございます。 なんだか今年は素敵な年になりそうだという予感がします。 皆さまにとってもきっと良い年でありますように。 心より。

Le dernier jour de l’an 2019

2019年最後の日のパリの夕暮れは、こんな色。 霞みがかったグレーとピンク。 ここ数年、同じアパルトマンの上の階に住む友人一家とひっそり(?)新年を迎えるのが定番になっていたけれど、今年は例外。月曜に南仏から戻ってきたばかりだというのに、今夜は我…