Ma boîte à bijoux 日々のビジュー

パリでの日々、思ったこと

Entries from 2021-03-01 to 1 month

Semaine estivale

今週のパリは春を通り越してすっかり初夏だ。 この街の人たちは気温が20度も超えると口々に夏だと言ってじっとして居られず、肌をむき出しにしてサングラスを引っ掛け外に飛び出す。じっとして居られずに飛び出した割には、リュクサンブール公園に散らばって…

Rayon vert

新録というのは、本当に萌える(燃える)ものなのだ。 日曜の午後。 よく晴れて春らしい陽気なので、パリ郊外の大きな公園に繰り出した。ひとくちに公園と言っても、お屋敷とその気の遠くなるような広さの敷地内に、整備された庭園と森がある。ベルサイユ宮殿…

Sacré Charlemagne

学校を閉めるか閉めないか、それが目下のフランスのモンダイ。 今朝もラジオで政府が高らかに「最後の最後まで学校は閉めません!」と宣言していた。随分がんばっている。お疲れ様だこと。 ヨーロッパ諸国の中でもフランスは、変異種ウィルスの飛び交う昨今…

Les objets et ses sentiments

この世の形あるモノには、全て多かれ少なかれ魂と呼べそうなものが宿るのではないかと思うことがある。例えそれが生き物でなくても。 よく晴れて気持ちの良い朝。今日こそ玄関の壁一面の戸棚を整理するゾと目論んでいる。 フラフープやら木製の弓矢やらロー…

Palais Royal

用事があってパレ・ロワイヤルに出た。 久々によく晴れて、うららか。空は真っ青。素晴らしく良いお天気。 パレ・ロワイヤルの中庭は、日光浴する人、昼食をとる人、本を読む人、犬の散歩をする人、ジョギングする人、ひと、ひと、ひと。 春の生命力は植物ば…

Troisième confinement ?

パリは週末から三度目のロックダウンに入った。 と言っても、今回は気抜けするほどなんちゃってロックダウンだ。 10km以内であれば理由が何であれどこでも制限なく出かけられる。つまり、パリ住民にとってはパリ市内であれば殆どどこにでも出られる。 更に、…

Le principe

たまには、出来ないこと、しないことで自慢する何かがあってもいいと思う。 私はコーヒーを自分で淹れないことにしていた。 これは一つの立派な(?)決断で、主義みたいなものだ。それ以外のものは、殆どなんでも自分で作ったり挑戦したりサーブしたりするけ…

La suite

今朝も息子は学校に行った。 クラスメイトのご家族に異変種の感染者が見つかったと、先週の金曜の日中に学校より緊急連絡があり、その時点から即3日間のクラス閉鎖となった。尋常でない慌ただしさだ。ウィルス発生からちょうど一年経って、収束どころか異変…

Aujourd’hui, hier, avant-hier

最近のあれこれ 朝、息子を学校に送った後の小さなお楽しみは、その横にある小さな本屋のショーウィンドウを覗くこと。今日は世界各地の女性作家の本が色々と飾ってあった。 それから家までてくてく歩く。ちょうど良い散歩になる。 途中に2件あるフローリス…

Qu’est-ce qu’un adulte

自分が大人になってみて分かったことだけれど、 いい年の大人であるというのは、同時に幼児であり、子供であり、思春期であり、若者であり、そして現在の姿の大人であるという事だ。 子供の頃は、人というのは変身を遂げて大人になるのだろうとなんとなく思…

Musée pour les gourmandes

デートの日。 お相手はソニア。 場所はボンマルシェのエピスリー (食品館)。美味しくて美しい食料品の殿堂だ。 相変わらず、コロナの煽りで現在デパートやショッピングセンターは閉鎖中。でも、この19世紀の古き良き時代の香りを残す上品なボンマルシェ食品…

Les boutons

フランス語で椿は Camélia (カメリア) 蕾は bouton (ブトン) と呼ぶ。 ブトンとは、服に付けるボタンのことも指す。 花々の蕾のなかでも、私はこの「椿のボタン」が特に好きだ。大粒のルビーのごとくぎゅっと硬く、形よく丸く、鞠のように愛らしいブトン・ド…

Mon premier jour du printemps

パリは快晴。 今日から3月。 息子の2週間の冬休みが明けた。 週末は何やらドタバタ忙しく、月曜の今朝もやはりあれこれ忙しく、昼食の時間になって始めて数日ぶりにラジオを点けた。 サルコジ元大統領に禁錮3年の有罪判決が下ったというニュースが流れる。氏…