夢を見た。ひどく悲しい夢だった。
実家のドアの鍵が開いていて、中に入ると、母と親戚が黒い服を着て、台所でこちらに背を向けて料理をしている。何かがおかしい。
テーブルの上に1人用の食事が置いてあって、でも、そこに居るはずの父の姿が見えない。
振り向いた母が、2人きりになっちゃった なんて言わないで と言う。普段と様子が違う。
体が震えて、この感覚には覚えがあると思った途端、目が覚めた。
午前中、電話が鳴って、父の元気な姿を認めた。胸を撫で下ろす。父も、いつになく通話できたことが嬉しそうな様子。昨日の今日だから、これは以心伝心だろうか。
今年のクリスマス休みは帰れない。2月のヴァカンスも都合が付かない。
春休みは帰りたいなと思っている。そうしたら、祖父の実家の水戸の方に、叔父叔母も誘って足を向けたいと話すと、珍しく そうだな と答えた父。
会える時に会っておかなくては。元気なうちに会っておかなくては。
昨夜の夢は母からのメッセージだったのだろうか。