南仏便り
散歩の収穫。イチジクと桑の実。
財布も持たず、まったくの手ぶらで出かけて、道々おやつを収穫して帰る喜びといったら。
道の右手はオリーブの林、左手はイチジク畑。それが延々と続いている。人とはあまりすれ違わない。太陽は燦燦。蝉はジージー。
そんな場所で、何もしないヴァカンスを過ごしている。以前は何もしないのは苦手だったけれど、退屈できるのは贅沢なのだとこの頃知るようになって、それからは積極的にそんなヴァカンスを過ごすようになった。何もしないというアクティビティーに専念する。これぞ、究極のヴァカンス。