Ma boîte à bijoux 日々のビジュー

パリでの日々、思ったこと

Sous le sapin

ノエルのディナーは、年に一度の親族の集会だ。

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南仏の家に、遥々やって来た家族親戚が集まる。子供たちはサパン(モミの木)の足元のプレゼントを気にしながらテーブルにつく。夕食会は8時ごろから始まって、夜中をとうに過ぎるまで賑やかに続く。

シャンパンには、ノエルの定番、塩味の効いたフォワグラに甘いタマネギのコンフィチュールを合わせる。グラスを片手に、軽いアミューズ・ブッシュ(お口のお楽しみ / おつまみ)をソファーで摘み、ひとしきりお喋りを楽しんだ後テーブルに移る。

コキーユ・サンジャック(帆立貝)の前菜には、リースのように周りに緑のサラダを添えて。メインは鶉(うずら)肉のグリルに香りのよいジロール茸のソースと、熱々のポム・ドーファン(ジャガイモのグラタン)。この日のために用意したサンテミリオンの赤ワインも忘れない。デザートはフランボワーズとショコラのケーキを2種類、お好みで。仕上げは4種類のフロマージュと、エキゾチックな南国のフルーツの盛り合わせ。最後はまたソファーに戻って、今度はティザンヌ(ハーブティー)を片手にお喋り。

 

東京でひとり年越しを過ごす父のことが気になるけれど、

 

こうしたご馳走を、今年もまたみんなで味わえることに感謝しながら、

Joyeux Noël à tout le monde !