小さな春の詰め合わせ
散歩の収穫。
木蓮のつぼみ、雪柳、そして桜。
どれも息子が「ぼくが取ってあげる」と言って摘んでくれたもの。
木蓮は、つぼみは取らないでね と言う暇もなく、ポキっと折って手のひらに乗せて戻ってきた。
つい最近まで、散歩の途中で私が花でも摘もうものなら、「早く行こうよ!」と、裾を引っ張ってさかんに急かしていたせっかちな息子。
この頃、毎度のことなので諦めたのか、下手に見繕われるよりも自分が取ってやったほうがよっぽど早いと悟ったのか、自分から進んでママに摘んでくれるようになった。
これはいわゆる成長というものかしら?
春、真っ盛り。
つやつやと、きらきらと、美しい季節だ。