今日のパリの空模様。
昔、飛行機雲ってフランス語でなんて言うの？と聞いたら、そういう雲の名前はないのですって。飛行機の跡とか、飛行機が残した雲とか呼ぶしかないのですって。ざんねん。
高校生くらいの時に好きだった、谷川俊太郎の詩「まっすぐ」をふと思い出すような、チョークで引いたような一直線の飛行機雲がきれいな夕空。
直線といえば、算数。
息子の算数の宿題は、ここのところ図形問題が続く。それを見ていて思うのは、わたしが子供の頃、算数の問題で果たしてこんなに「喋らされた」かしら？ということ。算数嫌いだったから覚えていないだけなのか、息子の宿題のように逐一証明や根拠を求められて、数字ではなく長々と「言葉で説明」させられた覚えはあまりない。少なくとも小中学校では。
フランス人が饒舌な所以は、きっとこんなところにもあるに違いない。子供のうちから日々トレーニングを積んでいる賜物なのだ。
