これは、息子が、テレビのラグビー観戦の賭けでパパに負け、いかにも悔しそうに献上したレゴ。
夫のホームタウンのトゥーロンが、息子の生まれたパリに勝ったのだ。
パパが賭けに勝ったら、「レゴの乗り物をあげる」と、パパは頼んでもいないのに自分から言い出した。勝つ自信があったらしい。
初めは「パパが勝ったらレゴのニンジャをあげる」と意気揚々と言っていたのが、後半戦にパリが劣勢になり始めると、「ニンジャじゃなくて、乗り物をあげる」と慌てて訂正。
どっちが前なのか一瞬分からない、その「レゴの乗り物」には、赤いオウムのクチバシのようなものと、ミミズクが二羽留まっている様な具合の耳と、ささやかなヒヨコちゃんの羽が二対に、立派な雄鶏の尾っぽまで付いている。
体の大きいパパが持つと、この戦利品はいかにもちっちゃい。
子供って面白い。