最近、どういう訳だか朝方によく言葉の夢を見る。
そういうことは過去にはあまりなかったので、あくまで最近の傾向だ。それも割に頻繁に見る。その夢に出てくる言葉というのは、どうも何かのお題のようなのだ。
数日前に見た (聞こえた) 夢の中の言葉は、慌ただしい1日のスタートとともに夜になるまで思い返すことがなく、そのまますっかり忘れてしまった。今更思い出そうとしても思い出せない。だから、今朝のそれはまだ思い出せる朝のうちに書き留めておいた。
ここのところ、小さなお話をひとつ書いてみようと思っているので、暇さえ許せば頭の中でどんなお話にしようかと考えている。それはなかなか楽しい作業だ。実は既に温めているアイディアが一つあるのだけれど、これについては下調べも必要で、実際に軌道に乗せるまで相当時間がかかるだろう。まだまだ先の長い話しだ。それとは別に、ちょっとした小手試し、序曲的なお話を書いてみようと目論んでいる。だから夜ベッドに横になり、目を閉じて、体は眠ってしまっていても、頭は勝手にアクティビティーを続けて遊んでいるのだろう。言葉の夢を見るのはきっとそのせいだ。
自分の脳味噌にも関わらず、私の知らないうちに、まるでそのものに意思があるかのように好き勝手に動くのだから面白いなと思う。でも考えてみたら心臓も肺も胃も、生きている限り、こちらが命令どころか意識さえせずともちゃんと勝手に働いてくれるのだから、脳が勝手にひとり遊びしても不思議はないのかも知れない。
パリは今朝よく晴れていい天気だ。
