Ma boîte à bijoux 日々のビジュー

パリでの日々、思ったこと

Soirée Prosecco

土曜の覚え書き

 

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ソニアを呼び出し夜の一杯。

聞いて欲しいこと、聞きたいこと、いろいろあったので、ちょっとお喋り。

セーヌ沿いの開放感のあるカフェで、時刻は21時。空はまだ明るい。

お洒落なソニアは、週末だというのにいつものようにピシッとシックな格好で現れた。ヒールのついたサンダルからは赤いペディキュアが覗いている。シックでも色気がある。すらりとした長身。気さくで爽やかな人柄。身も心もスマートなハンサムガールだ。少し年上の彼女は、私にとって女性としての励みなのだ。

 

以前、ダラっとした格好ってしたことないの?とふざけて訊いたら、即座に「ないわ」と返ってきて驚かされた。家の中でも、ジャージなんてものは着たことがないそうだ。自分ではないみたいな気がするので、そういう格好はできないと言う。シャンとしている人と一緒にいると、こちらまで背筋が伸びる。色々と見習うことが多い友だ。

 

お喋りのついでにワクチンの話にもなった。体に取り込まれる重金属の排出を助けるホメオパシーの薬を教えてくれた。健康に関する記事を書くジャーナリストの仕事をしていた彼女は、そちらの方面に色々と詳しい。

食べ物の好みが似ていたり、料理の話でも気が合う私達。ほんの少し話すつもりが、気が付くと時計の針は真夜中を指していた。

帰りは彼女のパートナーのマジッドの運転で家まで送ってもらう。1人で歩いて帰れると言ったのに、ソニアがそうはさせてくれない。そんなところも、やっぱりハンサムガールなのだ。

 

車中の話題は、マジッドがテレビで見たというオヴニ (UFO) の最新スクープのこと。ウィルスの次のビッグサプライズは宇宙人との遭遇だったりして?と3人で笑った。この世の中、もう何があっても驚かない。ソニアとマジッドのおかげで宇宙人に誘拐されることもなく、午前様で家に戻った。

 

夜間の外出制限が解けて、時間を気にせず人に会えるようになった。カフェで隣に座った人達は頬にビズをし合っていた。久々に目にしたフランスらしい光景。夏が来て、期間限定かどうかは知らないけれど、パリの素顔が戻りつつある。気が付けば7月はもうそこまで来ている。