星座
一見なんの関係性もない点と点を幾つか繋いでみると、思いがけなくある形 (意味) が現れることがある。星と星を繋いで描く星座に少し似ている。
点繋ぎを構成するひとつひとつの点をどのように見付けるのかと言うと、それは努力の賜物であったりもするけれど、どちらかと言うと、偶然であったり、あるいは第六感とも呼べそうな何かに導かれて発見することのほうが多い。少なくとも、私の場合は。
床に散らばったトランプの中から、適当に数枚裏返したら、それが偶然同じサインを示すラッキーな神経衰弱ゲームにも似ている。助けになるのは直感ということになる。
こちらがするべき努力と言ったら、単に耳をすますこと、目をこらすこと。意識のアンテナを張ること。探しているものが発信するサインを見逃さないように。時には、自分が探している対象さえ知らずに、ただ静かに網を張っているだけで、探してもらいたがっているものが向こうからやって来たりもする。頭が理解する前に、体のどこかが何らかの形で必要なメッセージを着信するらしいのだ。
この「体のどこか」とは一体何処なのか?
日本語で「腹の虫の知らせ」と言われるように、フランス語でもよく tripe という言葉が使われるように、体の中心に位置するお腹なのだろうか。サインと呼べそうなものは、私の場合はお腹以外にも、光って目に飛び込んできたり、自然と耳に残ったり、手が自然に伸びてそれを取っていたりする。
インテリジェントになり過ぎて頭に全権限を与えてしまうと、きっとこの便利な仕組みに支障を来たすから、どこか白痴的な才能(?)が必要なんだろうなと思う。
「体のどこか」と呼べそうな場所が、どうやら体の外にありそうな場合もある。人の体は面白い。うまく造られているものだ。
とにかく、
今日は偶然、ひとつの決定的な星座を発見した。非科学的であると人に言われることもあるけれど、私はこうした星座に幾度となく導かれ、助けられてきた気がする。